ご挨拶 事務局一同

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2012年の児童福祉法改正により、児童発達支援・放課後等デイサービス(以前は児童デイ)事業所が地域にできはじめてからおよそ3年半が経ちました。

制度開始当初は、どの事業所も定員超過状態で、まだまだ需要を満たす状況にはなく、空きを見つけるだけで家族には大変な苦労がありました。

昨今は事業所の増加に伴い、やっと家族、利用者側が「選べる」環境が整いつつあります。

この「選べる」という環境はとても大切な事であると私は考えます。そしてこの「選べる」ことすら乏しかったこれまでの障がい児福祉の軌跡を考えれば、現在は少しずつではありますが障がい児福祉の環境が整いつつあると嬉しく思います。

しかし、事業所が増えるのであれば、それだけ問題も増えてくるはずです。

ニュースなどで無くならない福祉現場での虐待や事件。

そんなニュースを見聞きするだけで、家族は不安や心配が絶えないと思います。

が、何をどう信じればいいのか?いま使っている所は平気なのか?

答えは「事件が起こるまで分からなかった」というのが大半です。

 

おそらく今後、私たちの児童福祉の分野においても耐え難いニュースを聞くことになります。

許し難いことですが、それらと向き合い是正して行く為には「各事業所の自主的な質の向上、地域との連携、保護者の理解」など、多面的な取り組みが不可欠だと思っています。
現在、事業所が指定を受ける基準はありますが、発達支援専門の療育的な資格要件はこの日本にはありません。つまり、障がい児に接する大人の最低限度必要な知識や技能に明確な基準が無いという事です。

その為、評価基準が曖昧なまま、不安や心配な噂話だけが先行したり、特色として様々な事業所ができているのが現状です。

 

事業所が増える=「選べる」ことは望ましいことですが、プログラムと称してダンス・歌・英語など、まるで習い事や塾のような事業所もあります。

 

私はそれらを否定するものではありませんが、例えば保育園でダンスをする事とダンススクールが保育をしている事には大きな差があり、そこには保育士という専門知識と技能を持った職員が子供に接しているという明確な基準があります。その延長でダンスや歌などの科目があるのだと思っています。

 

ならば、

私たち児童福祉に携わる者は自ら明確な基準を課し、実施する『姿勢』が必要だと思います。

そしてその取組みを保護者・教育・行政に注意深く厳しい目で見てもらう事だと考えます。

その思いで、この度、地域の発達支援力向上委員会(発達支援協議会)を発足し、施設キーパーソン育成・中堅職員向け研修をおこなうこととなりました。

この協議会の目的は、質の向上。

その基準をしっかりと提供することにあります。

事業所の立場で一体何ができるのか?区内の事業所の有志と1年ほど前から毎月数回の打ち合せ、テーマ設定、講師依頼、研修会への呼びかけ。本当に同志に恵まれました。現在、21事業所36名が参加予定です。

 最後に
この取組みは、現在私たちが携わる児童には直接的にメリットは無いかもしれません。ですがこの自発的な『姿勢』が広がり、5年後10年後「わたし・たち、の子」の時代の一助となることが出来れば幸甚です。また、この取組みの輪を広げるご協力をお申し出いただきました方々には重ねて感謝申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

療育室つばさ 代表 矢部

まつりか、まつりかレインボー 代表 茂呂

きたせんじゅステップ、こいわステップ 代表 松永

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